近所の八百屋が閉店してしまった。
とても悲しいし寂しい。
家族で週末そこの八百屋で果物や野菜を買うのが習慣だった。
個人店なのでスーパーよりは値段が高いのだが、品物は良かった。
季節のものが入ってくるし、果物は甘くて美味しいものがいっぱいだった。
夏には大きな大きなスイカが売っていて、一度お中元代わりに実家へ持っていき、家族でおいしいおいしいと言いながら食べたことを覚えている。
お店に行くと、元気でだみ声の店長が、必ず挨拶してくれた。
娘は内弁慶で外で表現することが苦手なので、店長の挨拶を初めは怖がっていた。
「おはよう!」とあいさつしてくれる店長に、娘は俯いてその時が過ぎるのを待つ。
そんな状況でも店長は毎回「おはよう!」と声を掛けてくれた。
娘も、年齢が上がるにつれて店長の顔を見れるようになり、最近は「おはよう」と返事を返してハイタッチも出来るようになった。
彼女にとっては大きな一歩で、それを店長も喜んでくれていた。
本当にありがたい存在だった。
そんな私たち家族にとって大事な八百屋さんが閉店してしまった。
とてもとても寂しい。
閉店後、お店のInstagramが更新されていた。
店長の言葉を読んで、泣いてしまった。
この喪失感を、どう扱えばいいのか。
お店の前を通ると、悲しくなってしまうからしばらくは違う道を通ろうと思う。